前々から気にしていたってか、自覚していたんだが、
僕は、物、もしくは人をすごく好きになることをほとんどしていないんだ。
逆に、嫌いになることもほとんど無い。
三者的視点というか、客観的というか、冷静、
いや、どこか冷めた目で周りを見渡している自分がいるんだ。
用は、入り込めない。熱中できない。
何が何でもやってやる、っていう、我武者羅さが、ない。


AとB、どちらが好きですか、っていわれても、すごく困る。
両者の長所は…
とか、欠点は…
とか、考えた挙句、お茶を濁すように、他人に揃えるように
当たり障りの無いように、後々問題にならないように
返答をしていることがある。もちろん、毎回じゃないけど。
どの先生が好き?とか、どの教科が好き?って、きかれたところで、
答えられないので、やむを得ず、大分考えてから、
〜のほうがちょっと好きかな、
とか言って、
逃げる。


…逃げる。


小学校のとき、サッカーやめたのもこれが原因だし、
最近だって、というか昨日今日だって、これで失敗しているようだし。


そして、それなりに悩んでいる日も、堂々と悩んだり話してみればいいのに、
うわべだけ、通常営業を装っている。今日は、せっかく日付も日付だし、
すこしみんなに話してみたりしたのだけれど。


なにか好きなものを作ればいいのかな。
音楽…は、その有力候補だね。
せっかくだからつづけよう、っていう妥協から、最近ようやく
抜け出せた、そんな気がしています。


小学校のときの、嫌な記憶なんかが、美術の時間、駆け巡ってました。
卒業文集に、得意なこと、しらける。とか書いてたこととか。



で、この件で謝らなきゃいけない人がいる。
声は届かないだろうけど、あなたの気持ちに重いものをのせてしまって、
ごめんなさい。

2005.2/14