葵「Gland Gloria」

内緒で勝手に紹介シリーズ第二弾(苦笑)
で、しかも本当にごめん、以前の曲で…


上記曲はここで聴けまーす。
http://aoi.studiobsw.net/


この人はねぇ、本当にパイオニアですよ開拓者。
天才?真賀田四季さんですかっ、玖渚友さんですかっ、違うかっ!
ネット界の大先輩のうちの一人。
若くていらっしゃるけど(笑)


想像以上に影響力強いこの人。
他にルーツはあるのかもしれないけれど、
でも、C&W(現:Flat Mirage)以降の、独自ジャンルのトランスは、
サンライト派に継承者が出るほど。
以前のゲーム曲アレンジの時から感じていたけれど。
影響下にある作品、数作挙げられますよ、僕のも含めて(笑)


トランス=サイバートランスだった時代。それはもうずいぶん過去なのかも。
なんでしょうね、青空系、透明系、綺麗系、水晶系のトランスとでも?
新しいトランスの形を示した…のかな。
生きてるうちに出た作家の解説書みたいで嫌になってきたね。
うんぬん言う以前に好きなんだけど(笑)


で、今日の曲の話。聴いてみましょう♪Gland Gloria


前述のようなトランスメイカーである彼の底流にあるような、Classicジャンルから。
DTMでクラシックジャンル。正直あんまり聴かれるものではないと思う。
だからこそ、魅力を紹介したいんだけどね…
こんな手段で(笑)


オケって名乗る以上に、クラシックって名乗る自信はすごいと思いますよ僕は勝手に(笑)
↓の日記の僕の曲。創ってる間にこの曲聴かなくて本当に良かったと今思います、本当に。


メロディからでなく、コードから作曲されてるらしいです。
どういう進行が、美しいか、そしてありきたりにならないかがよーく考えられてる作品。
流れが「Gland」って言葉のとおりの包容力があり、曲全体が統一感に溢れます。


2分45秒からは、怒涛の綺麗メロラッシュですね。
次々と押し寄せてきて、頂点を感じさせない。そしてどこの部分も頂点。
がっしゃんがっしゃん飾り立てない、素直な美しさも魅力でしょう。
僕はホルンの後ろ手にドアを閉めるようなあのメロディがすごく好きです。
インパクトのあるメロディが、っていうのよりも、
むしろGlandな雰囲気が味わえたら、と紹介者として。



こういう作品に触れると、
ぜひオーケストラで演奏してほしい、と考える人もいるかもしれないけど、
僕みたいに、逆にコンピュータミュージックの世界でこれが聴けて良かったなーと、そんな風に思う人ももしかしたらいるかもしれません。
原作ファンのような心境でしょうか…


とかく、ネットで公開、短時間でパソコンから聞く、っていうスタイルだと、
インパクトのあるメロディとか、ぱっと聴いてわかる小技が求められてしまいがちですけど、こんなような雰囲気も味わうような作品にも、もっとスポットライトが当たってもらいたいと思います。


機械と演奏の二つの極、
前回はPerfumeとミクさんたちで考えてみましたけど、
今回もどうでしょう。


コンピュータミュージックでクラシック、だからこその美しさがある曲でもあると思います。元の美しさに加えて!