トンボの季節

まあコンピュータミュージックなんていうものをやっていると、
嫌でもデジタルとアナログの壁とかそんなものを意識しちゃったりしなかったり。


時に、みなさん鉛筆を最近握りましたか?
シャープペンシルはどうですか?
休み中だからって寝ぼけた声が聞こえてくるようです…


鉛筆とシャープペンシルというのは、結果からすると同じ事象が紙の上に起こってます。黒鉛 on the ペーパー。
どちらも消しゴムで消せるし、同じであって日常生活に支障ありません。そして、パソコンに比べれば、健やかでもちろんアナログです。


最近では、必ず鉛筆でマークしてください、ってシートはほぼなくなりましたね。「先生、シャーペンはだめっすか?」なんて揚げ足鳥が鳴かないようにか、機械の進歩か…
鉛筆とシャープペンシル。どちらもアナログ。結果は同じ。
これを区分して考える機会って、平成生まれのわれわれ、減っているんじゃないでしょうか。

これはちょっと違うけど、年配の先生なんか、当たり前に、試験終了のときに「ハイ、鉛筆置いて」といいます。ほぼ誰も鉛筆使ってないのに。ここに鉛筆とシャーペンの区別はないです。どっちも等しく紙に黒鉛のせるぜマシーン。


これを区別してる人がいましてね、宮崎駿監督なんですけど。
ポニョが全部手書きっていうことは有名ですけど、(絵でなくストーリー考えるコンテや原稿用紙上含めて)
もちろんシャーペンも使ってないそうです。
「最近の映画はほとんどシャープペンシルか、電気でできている」
ですって。強くシャーペンのことを意識しているのに僕は驚きました。

原稿用紙に手書きで創作する時代は今ではないですけど、
アナログの中にもアナログ性が強いもの、そうでないもの。
アナログか、デジタルか、なんて両極にあって、
同時に起こりえないもののように思われてますけど、
ひとつひとつのこと・もの・現象に性質があるんだなぁってことを、


再確認したわけです。


いろいろ考えは派生しますね。デジタル、さもなくばアナログ、なんていう風にしている「テレビ」なんてこの今日の再確認から逆をいく存在ですね。問題点も見えてくるでしょう。


そんなわけで今日は鉛筆を尖らせました。


どうでもいいですね。
でも久しぶりに、今日起こったことを書く、って意味での日記を書きましたよw

(mixi日記より 転載。)