ポルノグラフィティ 「ジョバイロ」

まず最初に。


俺はポルノグラフィティが好きだーって言って、
つづりに置き換えて、変人に思われないのは日本だけです…たぶん。
むしろ良い趣味に思われるかも。
言葉の意味を変えちゃいました。拍手。



ジョバイロは、ええ、3年くらい前?
特別にこの曲がポルノの中で大好き!ってわけではないんだけど、
ちょっとまた一考。


この曲、タンゴの上に乗ってますよね。
タンゴ自体についてはじっくり聴いたことがあまりないんで、詳しくは語れないんですが…
その上に、J-pop的でロック的なものが乗っかってるわけです。


感じるのは、「アポロ」・「ミュージックアワー」時代より、
だいぶ音楽が複雑化したんじゃないだろうか、ということ。
歌詞の先鋭性はもしかしたら当時のほうが衝撃的だったかも。(今もだけど。)
歌詞でひとつのワールドを創っちゃう系統の音楽は、
ポルノさんが先駆者なのかもしれません。
バンプさん、アジカンさん、もっと深い男性バンドとつながるところは大いにありますよね。
でも、他の音楽の調子に乗ったり、和音が複雑だったり、リズムが複雑だったりするのは、最近の特徴…なのかも。昔から守備範囲が広くはあったけど。
「ミュージックアワー」の歌詞とかねぇ、だいぶ遠いボールをキャッチしてるよ…


創ってる側の人間から言いますと、初めてこういったことをするのは、
作品として現れるもの、聴かれた印象にもまして「挑戦」なのであります。
作者側は「大革命」をしているつもりで、出てきたものは「違った角度から」くらいに収まっちゃってる印象、なんとなくよく受けるんです。
自分は「ロック畑」の人間だから、こういうのは…なんて思考を持っていては、こういう挑戦する音楽は生まれないでしょう。


そうして自分的「大革命」を繰り返した結果、「ジョバイロ」だったり、「リンク」だったり、どこか普通と違う、非ストレート系な音楽をまた更なる「挑戦」として送り込んでいるんじゃないかしら、なんていうのは普通に聴く上でまったく関係ない僕の感想。


良い意味で、「一巡」すると、こういった新しい世界にめぐりあえるのかも。


悪い意味での「一巡」は、要するにネタ切れ。そうならないように気をつけないと…。