樽屋雅徳 「マゼランの未知なる大陸への挑戦」

そう、僕は吹奏楽畑の人間でもあったんだ。


テーマはマゼランだが。
とっても日本人的。
日本人が世界一周したのかも。


どこを切っても輝いていようとする。
この曲にかっこよくないところ、ないじゃん。
次を引き立てるための混沌とか、
突然の転換とかは狙ってなくて。
作曲の意図も、結構見えたりする。


伏線はりまくりで、かっこいいところはとことん格好良く。
それでいて単純バカにならない。
小技のオンパレード。
吹奏楽的には、そんなのが日本人的じゃない?


逆で、「一瞬の輝き」を大事にする曲は、海外の作曲家に多いような、
今はそんな気がします。


で、この曲、映画「キングコング」に良く似合うと思うんだ。
船の難破のシーン、先住民族のシーン、生贄のハネ橋が開くシーン。
だいたい対応できると思うんだけどね。


ぜんぜん吹奏楽的な話してないね。
じゃあ、Gだっけ、速指がメロディになってるところあるでしょう。
あのメロディはずいぶん工夫されてます。(木管が駄目出しされるようにでもある。)
後に金管が違うメロディやって融合するようにできてるんだけど、
4分拍のあたまをつなぎ合わせたメロディに、装飾を入れまくったのがあれで、
DTMだとやりやすい手法だけど、(出鱈目でいいから)よくあのまま楽譜にしたなぁって。
途中ではいる、装飾四分音符は、昨日出てきた民族的な5度ですね。


A(だっけ、)のタムを、DTMでもまねしたい(笑)


最後が予定調和でちょっと好きじゃないかもだけど、
でも全体的にこの曲好きでした。


ちなみにこの曲年配の方にはどう伝わるんだろう。同じなのかな?


演奏レベルアップには、「立法論的解釈」をもっとすれば良いと思うのに、
って、後輩に伝えたかったんだけどw