今日の一冊

 佐藤友哉 『1000の小説とバックベアード』

僕は小説家でも片説家でもないですが、 辻村深月『スロウハイツの神様』くらい創作意欲が湧く本。 小説に対するすごい正論が含まれていることもあれば、 ものすごい敵が出てくることもある。 先の読めなさもある小説でした。 三島賞でしたっけ?西尾維新とは…

桜庭一樹 『少女には向かない職業』

やっぱり殺人してますが、 なんというか、まだ救いがあると思います。その感情なら。 テロ的、通り魔的でない… トップランナーで、「少女」の話をしていたけれど、 捉え方が本当に上手だと思いました。 閉塞状況におかれた「少女」の… って、本の裏側にあっ…

 時雨沢恵一 『キノの旅』第1巻第1章「人の痛みがわかる国」

さて、前回でいったん流れが切れたんで、 新しくまた書き散らしていこうと思います。 まがりなりにも、誰かと同じで1日1000字計画なのかもしれないこれは… 昔この本読んで、すっごく惹かれたんだよね。懐かしい。 電撃文庫で最初に触れたのは、「時空のクロ…

舞城王太郎 『みんな元気。』

さてさて、舞城さん。 短編集。実は今までちょっと肌に合わないかもなーと思ってたけど、 最近の2作、これと『SPEEDBOY!』は気に入っています。 本を読んでいてまったく頭に入ってきません。 頭に場面思い浮かべて登場人物を空想するでしょ? それが部分的…

 北村行夫 『判例から学ぶ著作権』

学部1年生としてはこんな法律まだ触れないんですが、興味で。 ドンキーコング パックマン ドラゴンクエスト 三國志3 ときめきメモリアル Dead or Alive2 ぜんぶ著作権法上争われた、重要な判決らしいです。 「ゲームソフト名」事件、とか名がついていて。 …

伊坂幸太郎 『チルドレン』

法学部的におもしろいぶぶんも。スカ銀行強盗とスカ身の代金受け渡しのシーンがなかなかおもしろかったー

 有川浩 『塩の街』

ハードカバーの、「その後」も乗っているほうです。 図書館戦争の作家ですね。 そのデビュー作がこの塩の街。電撃文庫だったはず。 僕が電撃文庫にまで興味を持っていた珍しい時期に大賞受賞されて、 チェックかけたけど、結局買わなきゃ読めないんであきら…

森博嗣 MORI LOG ACADEMY 2

読んだよーってことくらい。 しかしこの本、ほんっとに面白い。

森博嗣 「MORI LOG ACADEMY 1」

ブログ(?)を本にしたもの。 さすが独特な人だけあって、内容とっても面白い。 それから、毎日の文量がおそろしい。 ネタはためこまないことなんだそうだ。その場で書くのが…って。 あと、毎日書くのが続けるコツですって。 理系、文系問わず(そんな垣根…

 森博嗣 『カクレカラクリ』

コカ・コーラ具合は逆に面白かったです。 なんか登場人物が大学生よりもっと若く見えたけど、 やってる探検自体は妙に楽しそうだったです。 森さん、なんだか今まで 高校生→作家としてみてたのに 学生→教授みたいに変わっちゃって、 ある意味親近感出るんだ…

 橋本紡 『空色ヒッチハイカー』

読んだの2回目。好きなのは、2章のおじいさんが登場してくるところ。 キャデラックにふれたおじいさんのうれしそーな顔が思い浮かびます。 半月的ライトノベルさを残しつつのロード小説となっていて、 章ごとに結構個性が分かれます。 最後の戦いが呆気な…

 雑誌 ユリイカ

一冊だけど、全体としての雑誌、ユリイカについて。 「詩と評論」が冠だけど、 ときたま関係ないこともいろいろ。 ある作者の特集とかやってたりして、 評論好きな人にとっては面白いかも。 フランス詩も取り扱ってるんだよね。 選択授業的にも見もの。 今日…

桜庭一樹 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』

一文だったり、一節だったり、単位は日ごとに変わります(笑) そう、これはどうみても「ラノベ」なんだけど、その後は、「直木賞受賞作家」になる桜庭さんの作品。桜庭さんの直木賞受賞は、ダ・ヴィンチあたりでは、「ラノベ」が「純文」に受け入れられた、っ…